税理士試験 直前期の過ごし方➁ モチベーションが下がったら

税理士試験
8chunmama
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こんにちは。8chunmama(はっちゅんママ)です。

直前期に襲ってくる「中だるみ」。
たるんでいる場合じゃないと頭では分かっているのに、モチベーションが下がってくる時期があります。

今回は、そんなときの乗り切り方の例をご紹介します。

税理士や周辺士業へのインタビュー記事を読む

受験指導校(T社など)が発行している会報誌には、その指導校が運営している講座の士業や資格を活かした職種の人へのインタビューが載っています。
税理士、司法書士、社会保険労務士、中小企業診断士など、勉強を乗り越えて資格を取った人の様々なサクセスストーリーが書かれていますので、自分の置かれた状況と相通ずるものが
あります。そして、たいてい、逆境を乗り越えていたり、ニッチなものに目をつけて独立して一代で事務所を大きくした人だったり、異業種からの転職、主婦からの独立など、「自分も頑張ろう!」という人が選ばれています。
精神的に病みすぎていて卑屈になっているときは、キラキラしている人を見ると悪化する場合があります。しかし、受験を辞めるつもりなのではなく、毎年よくある「中だるみ」であれば、勇気づけられてモチベーションが戻るきっかけとなり得ます。
会報誌は通信教育の教材と同梱されるほか、校舎にも数号のバックナンバーと共にラックや平積みで置かれています。もしなくても、受付にお願いすれば、在庫を見てもらえるかもしれません。他校・他教材の人でも校舎であれば無料で貰うことができますので、お近くにある人は立ち寄ってみてもよいでしょう。これまで読まずに捨てていた受講生の人も、バックナンバーの中に、自分が共感できるインタビュー記事があるかもしれません。

思い切って、早く寝る

頭でも体でも、疲労が蓄積しているときはモチベーションが下がってきます。そんなときに勉強しても頭に入ってきませんので、思い切って早く寝ましょう。
翌朝、いつも通りの時間に起きるのもよし。早目に起きるのもよし。いつも通りの時間と、いつもより早い時間の2パターンの目覚ましをかけておいて、早い時間の目覚ましに起きられなかったら「それだけ疲れていたのだな。」と開き直るのもよし。
心身ともにリフレッシュしてください。

理論の音声データを聞きながら教材の整理整頓や散歩をする

どうしても今日は机に向かう気になれない。そんなときは、少しでも理論に触れてください。
と言っても、理論の本を眺めていたって、記憶には定着しません。覚えた気になるだけです。
具体的には、理論の音声データを繰り返し再生しながら、別のことをするのです。ぶつぶつ同じスピードで言えるくらいになるのが最終目標です。
別のことと言っても、暗記や試験勉強にプラスになることをします。

一つは、これまでの教材の整理整頓をしながらの音声データの再生です。こまめに整理できている人はいいのですが、返却された解答が問題と別々の場所にあったり、12月までの問題の解説がどこかへ行ってしまっていたり、法改正前の前年の教材とごちゃまぜになっている人は、きれいに整理しておきましょう。せっかく問題を解いたのに解説冊子が見つからずに答え合わせができない、と8月に入ってから分かるのは悲劇です。探す時間が勿体ないですし、焦りやモヤモヤは精神衛生上よくありません。同じ時間を使うならば、やる気が起きないときに教材を整理して、欲しいものがサッと見つかりやすいようにしておきましょう。

もう一つは、散歩をしながらの音声データの再生です。散歩をすると脳の血流がよくなり、頭が冴えます。散歩後の勉強も効果的ですが、散歩をしながらの音声での理論暗記は、効果も上がり、気分転換にもなります。晴れた日であれば太陽の光を浴びられることもモチベーションアップにつながります。
イヤホンをつけることで周囲の音が聞こえにくくなるので、自転車や車など、安全面には十分に気を付けてくださいね。そして勿論、もし理論の本を持ち歩いて内容を確かめるときは、足を止めてくださいね。

理論は1項目すべての文を暗唱できなくても、今日はこれ、と決めて繰り返し再生すると、少しずつ暗唱できる部分が増えていきます。暗唱できない部分は、理論教材を開いて文字での確認をします。また、覚えているつもりでも実は定着していない・忘れてしまっている理論にも気付けますので、その理論は次の暗記勉強の際に重点的に覚えます。

音声データは、科目によって受験指導校でも販売していないものがあります。そのようなとき一番良いのは自分で音読・録音することですが、私も自分の声を聞くのが苦手なので、偉そうなことは言えません。国税徴収法は音声データなしでの受験でした。ただ、録音は合格への近道です。

自分へのご褒美を用意する

女性がよく使う「自分へのご褒美」という言葉。
授業や自習室の帰りにコンビニスイーツや唐揚げを買って帰る。
高級アイスを冷凍庫にストックしておいて、講義や答練に1回分取り組んだら解いたら1個食べる。飲食物に限らず、いつも買っている何かより、ワンランク上のものにする。
など。
女性も男性も関係なく、だまされたと思って自分ルールを決めてご褒美を用意してみてください。
ご褒美を用意するスパンは、1日ごとのように、短い方がよいです。1週間頑張ったら、とか、1か月頑張ったら、と先延ばしすると効果は薄れます。ニンジンは、目の前にぶら下げるほうがよいのです。
小さなご褒美を、こまめに。これが基本です。

弱点まとめノートを整理する

総合問題を解いたり、理論問題を毎日解くのは飽きてしまうこともあります。
本来は、問題を解いたその都度、弱点まとめノートを作るほうがよいのですが、60分や120分まとまった時間を確保して答え合わせをしただけでその日の時間切れで、今までノートを作る余裕がなかった人もいるでしょう。
問題に取り組むモチベーションが下がっているときは、これまでの振り返りを兼ねて、弱点(間違い・迷い)まとめノートを作るのがおすすめです。
本試験で悔しいのは、全く知らない問題を解けなかったときではありません。解いたことがあるのに正解を思い出せなかったり、出題されたことがあること自体を忘れてしまっていて「これは第〇回の答練で出した論点ですねー。」と解答解説会で講師の先生に言われることが悔しいのです。
多くの受験生が間違ったり迷ったりする論点は本試験で狙われます。また、弱点まとめノートは、本試験当日、座席についてから試験監督のアナウンスが始まるまでの最後の復習でも使えます。
今日は120分も問題を解く気が起きない、というときは、10分でも20分でも、弱点まとめノートを作ってみてください。
作るときは、最近の問題から遡って作りましょう。初期に間違えていたものが、今では身について正答率100%になっているものもありますので、遡って作る方が効率的です。

休日に敢えて他の短時間の用事を入れる

丸一日勉強していると、後半だらけてきてしまうのは仕方のないことです。
気分転換になって、かつ必ずしなければならないこと(買い物・掃除など)を、朝でも夜でもなく、勉強時間の間に挟んで、一日のなかで気持ちが切り替わるようにしましょう。

「解くべき問題リスト」を作る

答練や補助問題など、解くべき問題は毎週毎週増えていきます。
勉強そのものにやる気が出ないときは、気分転換を兼ねて「解くべき問題リスト」(TO DOリスト)を作る作業をし、タスクを「見える化」します。
リストは計算用紙の余りでもいいので、紛失しなさそうな紙に書いて作ります。
エクセルが得意なら方はエクセルで作成してもよいですが、作ることが目的になって時間を浪費したり、作っただけで満足しないよう、あくまでもツールとしても位置付けを忘れないでください。
私はパソコンとプリンタの立ち上げに時間がかかるので、さっと手書きで作成していました。
見るのは自分だけですから、フリーハンドでも十分です。
リストに作るべき項目は
例えば、

すること 1回目 理論 1回目 計算 2回目 理論 2回目 計算
実テ1-8 ※ 5/8 5/9
実テ2-8 5/16(50分) 5/16(70分)
答練①
補(補助問題)① 5/15
答練②
補②
答練③
補③
全モシ(全国模試)
答練④
補④

※テキスト1冊目の第8回に実施した実力テスト、の意味。

のように、項目と取り組んだ日が自分で分かればよいです。
理論と計算で別の列にしているのは、まとまった時間が確保できないときに別の日に取り組めば良いからです。先に取り組んだほうの時間を記録しておくと、トータル120分の制限時間を守ることができます。
通学受講の方で教室に行って強制的に解く問題には―やレ(チェックマーク)などの記号を入れておきます。(確実に受けに行けるのでなければ、空欄にしておいてもいいです。)補助問題に理論問題がなければ、そこも記号を入れておきます。
計画を立てて、取り組む予定日をシャーペン等で書きこんでおき、消化したら赤ボールペンで日付を書いてそれを〇で囲んでもいいでしょう。
点数の推移は記録しなくてもよいです。気になって既に解いた問題の点数を調べるのに時間がかかっては本末転倒ですし、中盤の答練はわざと本試験問題より難しく作っており、点数を問題どうしで比較することにあまり意味はありません。目的は、達成感を味わい、「あとコレが残っているのが気持ち悪いから潰して(終わらせて)しまおう。」という気持ちを起こさせるためです。
取り組み予定日は、予定通りに進まないとストレスになる方は書かなくてもよいです。
「一度に」「漠然と」たくさんのタスクがあるとワーッ(>_<)となってしまう人は、予定日を書いてタスクを分散させ、ストレスを軽減する効果があるかと思います。
ご自身の性格に合った活用をしてください。
上記の例では通常授業の実力テストもリストに入れましたが、解き直しをまだしていなければ、特殊な論点(簿財の連結、消費税法の国等の特例、国税徴収法の給与の差押可能額計算など)やテキストの最後のほうの問題は直前期に解く価値はありますので、余裕があれば挑戦してください。

「試験が終わったらやりたいこと」リストを作る

こちらは「税理士試験 直前期の過ごし方① 全科目共通編」でもご紹介しているものです。
勉強のモチベーションが下がっているのは、今すべきではないと分かっていることをついつい考えてしまって集中できないから、という人もいるでしょう。そういう人には「試験が終わったらやりたいこと」リストを作るのがおすすめです。
頭の中で考えると、ぐるぐる考えをめぐらせてしまって、昨日と同じことを妄想してしまったりもします。しかし、一度リストに書き出せば堂々巡りが終わり、頭がスッキリします。
また、この「やりたいことリスト」は試験から解放された後、燃え尽きて、自分があれほどしたかったのは何だったのか思い出せないというあるあるを防止できます。受験生の自由な期間は短いです。その貴重な期間を満喫するのにリストは役立ちます。
考えてはいけないと思うと余計に考えてしまうので、アウトプットして本試験終了後まで封印して
おきましょう。

まとめ

試験勉強の中だるみは、長丁場の税理士試験ではどうしても陥ってしまいがちです。
上記の方法が、ひとつでも皆さんのモチベーション回復に役立てば幸いです。

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