こんにちは。8chunmama(はっちゅんママ)です。
今回は2024年度(令和6年度)の税理士試験実施スケジュールと、大手受験指導校の模試や直前期講座などの予定を整理してご紹介します。
日程が未発表のものは前年実績と予想を暫定的に掲載し、正式発表されましたら更新していきます。
皆さんのスケジュール確認にお役立てください。
今年は去年からだいぶ変わりましたよー。
※「(予想)」とあるものは前年実績から曜日等を考慮した8chunmamaの予想によるものです。
※本試験関係の日程は黄色のハイライト、受験指導校関係の日程はピンク色のハイライトにしています。
4月
4月5日(金)
試験実施官報公告
受験申込から合格発表までの日程が正式発表されます。
試験の日時や会場となる都道府県、何日現在の法令による出題か、など、受験案内に記載されているようなことがこの段階で発表されます。
受験案内の入手方法も発表されますので、自分で取りに行ったり郵送請求する人は、受験申込の受付が始まるまでに確認し、早目に封筒や切手を用意したり平日のスケジュール調整をしておきましょう。
写真が必要となりますので、手元にある写真の大きさを確認しておきましょう。履歴書用の一般的な写真サイズとは異なりますので注意が必要です。
4月8日(月)(国税庁ホームページより)
受験案内及び申込用紙の交付開始
これまでは受験案内の入手から受験申込受付開始まで3週間程度ありましたが、令和6年度は1週間短くなっています。
また、郵送で、国税局に申込用紙を請求する場合には、普通郵便ではかなりの日数(送達日数だけで片道最大5日程度)を要しますので、早めの請求を心掛けましょう。
送達日数検索はこちら
同じく4月8日(月)
TAC
会場受験は、会場・実施日時により先着順で締め切られていきますので、定員に達する前に早目に申し込みましょう。
4月22日(月)(税理士試験公告より)
受験申込受付開始
まだ日にちがあると思っていたら、あっという間に締切となります。
国税局等への持参は受け付けておらず、特定記録郵便・簡易書留・一般書留による送付のみです。特定記録郵便や書留は、普通郵便よりも送達日数がかかりませんが、速達よりはかかりますので、逆算して発送するようにしましょう。
締切は通信日付印有効ですが、書類完備の場合のみとのことですので、余裕を持って発送するのに越したことはありません。
(※速達は限定列挙から排除されていますが、速達を書留等にオプションで付けることは可能です。ただし、通信日付印のある郵便であれば発信主義(通信日付印で判断)なので、受験番号の若さにこだわらない・書類完備の自信アリならば速達までは必要ないかと思います。)
前年と何か異動事項がある人は特に、本当に日中連絡が取れる電話番号を提出書類に記入しましょう。
私は、結婚後初めての受験の時に提出書類に不備があったのですが、職場の電話番号を書いておいたので、国税局からの電話に仕事中でも出られて、何とか無事に書類を追加提出できました。
4月26日(金)(国税庁ホームページより)
受験案内及び申込用紙の郵送交付請求締切
受験案内を郵送請求する受験生が受験申込締切に間に合うように、という配慮もあっての早目の締切と思われます。
指導校から配布してもらうのではなく自分で国税局に請求する人は、必ず期限を守りましょう。
通信日付印有効ですので、発送するのが26日ギリギリになってしまった人は、郵便ポストではなく郵便窓口で消印を押してもらいましょう。
郵送請求期限に間に合わなかった場合は、5月10日までに国税庁等へ直接申込用紙を交付してもらいに行ってください。
消印が大事だから押してください、って言ったら押してもらえるはずです。
4月27日(土)・28日(日)
受験申込開始最初の土日
ゴールデンウィークは油断するとすぐに終わってしまいます。
まずは受験案内にじっくり目を通して、必要書類を確認しましょう。
収入印紙や写真、返信用切手の準備もお忘れなく。
5月
5月1日(水)2日(木)
ゴールデンウィーク中の平日、お休みの人は郵便局へ行くチャンスです。 出勤の人も、定時に終業するなどして受験申込を発送したり、家族に買いに行ってもらうのもよいでしょう。
5月7日(火)頃~(収録クラスは5/1(水)頃~)
TAC
5月3日(金・祝)~6日(月・振休)
受験申込期間中最後の休日
落ち着いて受験申込用紙の記入をするなら、土日がお休みの人はこの2日間が最後のチャンスです。
平日に郵便局に行くのが難しい人は、このゴールデンウィーク中に郵便局へ行って特定記録郵便等で発送したいものです。
証明写真の準備をお忘れなく。
郵送する封筒の封をしてから郵便局に持っていく(持っていってもらう)なら、受験票用の切手や、受験料納付用の収入印紙(ペイジーを利用しない場合)の事前購入も必要となります。
5月7日(火)~9日(木)
まだ願書を発送できていない人は、郵便局の窓口へ行くチャンスを作りましょう。
5月10日(金)(税理士試験公告より)
受験申込受付締切、及び受験申込用紙交付最終日
令和5年より申込受付の締切日が9日も早まっています。
締切には余裕をもって郵送しましょう。
締切を守るのは、業務に期限が付きまとう税理士を目指すなら必須です。
必ず一般書留、簡易書留又は特定記録郵便で送付、ということになっていますので、郵便ポスト投函やコンビニのポスト投函では対応できません。
締切日当日の通信日付印までは受け付けてもらえますので、半休を取ってでも郵便局へ行って発送しましょう。
(※料金後納郵便や料金別納郵便は締切日必着となります。)
6月
TAC
(自宅受験)6月3日(月)問題・解答発送、答案提出18日(火)TAC必着
(会場受験)6月13日(木)~16日(日)、早稲田大学のみ6/9(日)実施
1科目5,000円となっていますが、直前期を含む講座を受けている科目については受講料に含まれています。
早稲田大学は毎年税理士試験の受験会場になっている大学です。東京都で受験予定で、本試験さながらの雰囲気で模試を受けたい方は早目に申し込みをしましょう。
LEC 税理士
(自宅受験)6月11日(火)問題・解答発送
(会場受験)6月21日(金)~23日(日)
会場により実施日が異なりますので、注意してください。
1科目2,750円と良心的です。
(※申込は、2月から始まっています。)
全国模試の活用術についての記事はこちら
6月24日(月)以降
受験票を順次発送
実際に届くのは、25~26日以降と思った方がよいでしょう。
6月29日(土)・30日(日)(予想)
Net-School とおる模試
ネットスクールと聞いてもピンと来ない人もいるかもしれませんが、日商簿記の「とおるテキスト」シリーズなら知っている人も多いのでは?
「とおる模試
1科目3,000円(税込)で、簿記論、財務諸表論、法人税法、消費税法、相続税法、国税徴収法があります。
自己採点で得点集計や合格可能性判定はないようです。
簿記論・財務諸表論の人は、各3回分3,300円(税込)の実戦形式の問題集のほうがコスパは良いかもしれません。
7月
7月8日(月)~14日(日)(予想)
大原学園専門学校 公認会計士・税理士系
大原には、講義は「直前ヤマ当て講義」の1回のみの「模擬試験パック」という講座があります。
スタディング(税理士)
7月12日(金)
受験票の到着予定最終日
この日までに受験票が到着しない場合は、受験を申し込んだ国税庁等へ問い合わせをしましょう。
7月10(水)~21日(日)頃
TAC
科目や受講形態により、合格情報の日程は異なります。
※この合格情報の講義のあと、例年であればオプション講座が設けられています。
7月最終週~8月第一週
受験指導校の質問電話最終日や担当講師の試験前最終待機日は各自で確認しておきましょう。
8月
8月6日(火)(税理士試験公告より)
簿記論、財務諸表論、消費税法又は酒税法の本試験(科目は前年ベース)
8月7日(水)(税理士試験公告より)
法人税法、相続税法、所得税法の本試験当日(科目は前年ベース)
8月8日(木)(税理士試験公告より)
国税徴収法、固定資産税、住民税又は事業税の本試験当日(科目は前年ベース)
2日目の相続税法と3日目の固定資産税の試験開始時刻は、初日の財務諸表論の開始時間より30分早くなっていますので、注意しましょう。
また、2日目・3日目は、解答用紙の回収や着席時刻を考えるとお昼休憩が1時間ありませんので、これも注意が必要です。
各科目の試験終了日の夜(予想)
早いところでは解答解説の動画を当日の夜にアップしているかもしれません。
が、もし翌日・翌々日も受験科目が残っている場合には、それを見るのではなく残りの科目の勉強をしたり、早く寝るようにしましょう。
8月解答解説会・個別(予想)
8月10日(土)以後(予想)
解答解説会・個別相談会
合格発表
11月29日(金)(税理士試験公告にも「予定」とあり)
官報合格者はインターネット官報で確認できます。
令和6年度より合格者の氏名公表がされませんので、受験番号は控えておきましょう。
受験当日用に撮った受験票の写真を削除しないで置いておくのもいいですね。
官報合格の場合は、翌日ごろに角2号封筒に入った合格証書を郵便配達の人が届けてくれます。
普通郵便じゃないので土曜でも配達してくれますよ。
科目合格その他の場合は普通郵便だと思いますので配達はどんなに早くても週明け月曜日以降になるでしょう。
一応、昨年令和5年の受験案内においても合格発表日以後に届くように発送するとのことでしたので、もしかしたら木曜夕方に郵便局持ち込みで金曜に届くこともあるかもしれませんが、焦らない、焦らない。
特に、悪天候や個別の交通事情などもあるでしょうから、週明け月曜に届いていなかった場合でもどこかの知恵袋に質問しないで大丈夫ですよ。
去年のサイト訪問者数からの推測では、翌水~木曜日くらいにはほぼ皆さんに届いていたようですが、火曜に届いていない人もそれなりにいそうでした。
受験案内に書いてある日までに届かない場合は国税審議会税理士分科会に一定の期間中に問い合わせすることになります。
12月・1月
12月下旬~1月上旬(予想)
各受験指導校の合格祝賀会
今年度教室受講でお世話になった先生や前年度以前にお世話になった先生に報告しに行くも良し。
通信でお世話になった先生に東京会場までリアルで会いに行くも良し。
「2倍速で授業を受けてた先生が思ってた以上にゆっくり話す人だった」なんてことがありそうですね。
祝賀会場では、(もう相対評価の競合相手ではない)同じ官報合格をしたもの同士、意気投合して連絡先を交換している人がいたり。
先生から「うちの事務所に手伝いに来ないか」的なお話が、あったりなかったり。
合格体験記を書いた人は東京会場ではなくても顔写真を祝賀会場で撮られますので、早目に自己採点をして祝賀会に照準を合わせ、パンフレットに載ることを(自分が)よしと思える姿になっておきましょう。
良いコメントをした場合や訴求力のあるキャッチーな受験環境だった人は、翌々年度以降もホームページにずっと写真を掲載されることになります。
まとめ
税理士試験の公告から税理士試験合格発表後までの日程について、ご紹介しました。
受験指導校の講座を受講している人は、講師の先生やメルマガが日程のリマインドをしてくれます。
しかし、独学で臨む人は自分でタスク管理をしておかねばなりません。 受験生の皆さんは直前期のスケジュールを整理して、締切に気を付けながら直前期を過ごしましょう。