こんにちは。8chunmama(はっちゅんママ)です。
税理士試験の本試験まであと1か月と少し。「そういえば受験票っていつ届くんだっけ?」という時期になりました。
今回は税理士試験の受験票の発送日程と、届いたらしておきたいことを7つご紹介します。
受験票の発送日程と紛失時の対応
受験票の発送日程
令和6年実施の税理士試験について、第74回税理士試験受験案内の3ページには
(3)受験票の送付
受験票は、令和6年6月24日(月)以降順次郵送しますが、令和6年7月12日(金)までに受験票が到着しない場合は、受験を申し込んだ国税局等(20ページ参照)にお問合せください(ご連絡がない場合、受験票は到着したものとみなします。)。
とあります。
24日(月)以降順次郵送というのは、早くても24日に発送されるというだけで、あなたの受験票は25日以降発送分に含まれているかもしれません。また、受験票は普通郵便での発送ですし、お住まいの地域によって、あるいは悪天候や自然災害により、配達が遅れることもあるかもしれません。ですから、各国税局のごく近くに住んでいる人を除き、受験案内にあるように、早くて6/27に配達されるくらいの気持ちで、6/27からしばらくは焦らずに配達されるのを待っておきましょう。
※税理士試験受験案内3ページや20ページの記載事項については
をご参照ください。
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受験票紛失時の対応
国税庁のホームページでは、税理士試験の受験票を紛失したときについて
問10 受験票を紛失した場合には、どうすればよいのですか。
(答)受験票を紛失した場合は、受験を申し込んだ国税局等へ令和6年7月16日(火)から令和6年7月31日(水)まで(土曜日、日曜日及び祝日等は除く。)に事前に電話で連絡の上、身分を証明する書類(運転免許証等)を持参し再交付の申請を行ってください(郵送による受験票の再交付は行っておりません。)。
とあり、税理士試験受験案内にも同様のことが記載されています。)
もし受験票を紛失すれば、国税局(沖縄の場合は国税事務所)の窓口まで赴かなければならないということですね。無駄に時間と労力を使わなくてよいよう、受験票は大事に保管しましょう。また、本試験の前当日に「受験票がない!」と青ざめなくてよいよう、念のためにもう一度7月10日頃に受験票の所在を確認しておくとよいでしょう。
税理士試験の受験会場では、「受験票を忘れた人はコチラ」、というような案内を見たことがあるような気がします。私や私の周りで実際に受験票を持参し忘れた話を聞いたことがないので、当日に受験票を忘れた人に救済措置が取られるのかどうか、実際のところは分かりません。国税庁が上記のように「受験できません」と明示しているのですから、救済措置がなかったときの責任を私は持てませんし、もし当日忘れた人が受験できた前例があったとしても、今年も大丈夫だとは限りません。
しかし、万が一、当日の移動中に紛失したり、家に忘れたことに途中で気付いたけれど取りに帰ったら試験に間に合わなくなる状況だったりという場合には、とりあえずは救済措置があることを祈りつつ、試験会場には向かいましょう。これまで半年や1年間勉強を頑張ってきたのですから、”不戦敗”だけは避けたいものです。
国税庁ホームページ 受験の申込みについて
やはり本試験会場には再交付の救済措置があるとの情報がインターネット上にありました。なぜかベストアンサーには選ばれていませんが・・・。
今年から救済措置が取りやめになっている可能性も否定できませんが、ご参考まで。 受験票が届き次第写真を撮り、当日何らかの理由で受験票がなかったとしても、とにかく試験会場には向かいましょう。
受験票が届いたらしておきたいこと 5つ
スマホ等で受験票の備忘写真を撮る
紛失時のほか、当日の利便性を考え、受験票をスマホ・携帯で撮影しておくか、コピーをとっておきましょう。コピーの場合は、原本とは別の場所に保管しておくのがよいです。
受験票の原本は自宅に大事に保管しておくのが安全ですが、大事にしまいすぎてどこにしまったか分からなくなる人もいるかもしれません。そういう恐れがあるという自覚のある人は、受験票は財布(=なくすと本当に困るからなくさなさそうなもの)にしまうか、受験票の写真を撮ったら保管場所を画像編集で書き込むか、引き出しなどの保管場所に入れている状態の受験票の写真を撮っておきましょう。場所だけを撮ると、サムネイル画像だけを見て勢い余って削除してしまう可能性があるためです。
また、試験当日に受験票原本を荷物の中に入れたまま行動できるよう、試験当日のスマホ・携帯の待受画像は上記の受験票の画像にすることをおすすめします。
試験会場までの交通手段・所要時間等の確認
交通手段の確認というのは、最短ルートや最安ルートだけの確認では不十分です。
私自身は交通機関の乱れに巻き込まれた記憶はありませんが、人身事故・システムトラブル・天候不良など、その日に何が起こるか分かりません。
私鉄とJRなど、複数の路線が並走しているエリアの場合には、そのすべての路線での所要時間の確認が必要です。1コマ目にある簿記論・法人税法・国税徴収法を受ける人は、何時に起きて判断すれば一番遅いルートでも間に合うのかを調べておきましょう。そして、朝型生活にシフトするときは、その時間を基準にシフトするとよいでしょう。
そして、試験当日の朝起きて一番にするべきことは、交通情報の確認です。どのルートで試験会場に向かうのがよいかを判断してから、身支度をしましょう。
試験会場の最寄り駅から試験会場への経路の確認
試験会場の最寄り駅から試験会場へは、徒歩でしょうか?バスでしょうか?試験会場は例年だと大学や展示場などです。今年も同様の試験会場であれば、道に案内表示があったり便利な場所にあったりするので経路は比較的分かりやすいかもしれません。しかし、目的地に徒歩で向かうのが苦手な人も中にはいますよね。
試験会場の最寄り駅から徒歩で向かう場合は、Googleアースで会場までの風景を実際に確かめながら経路を辿ってみましょう。当日にスマホでの経路案内をするのも有効ではありますが、スマホを忘れることもありますし、GPSの精度により、脇道へ曲がるタイミングを間違えてしまうこともあります。曲がるタイミングの目印や、道路わきや階段などどのような場所を歩くのかを確認しておいたほうが無難です。
バスで向かう場合は、時刻表のほか、駅前のバスターミナルで目的のバスがどこから発車するのかを、バスの運営会社のホームページで確認して印刷するかスクリーンショットを保存しておきましょう。また、バスの系統番号と行先表示も要チェックです。
タクシーを使うという人は、駅前にタクシー乗り場が無かったり、駅前のタクシーが全て出払っていたりというときに備え、その駅に呼び出せる商圏のタクシーを事前に調べておいてもよいでしょう。
私がお節介なまでに上記のようにお伝えするのは、私が苦い経験をしたことがあるからです。
私が受験会場までバスを利用しようとしていたある年のことです。駅前の大きなバスターミナルからの発車だったのですが、2階と1階の両方に乗り場があったからか(詳細は覚えていません)、乗りたいバスが発車する乗り場が分からず、そうこうするうちにバスの発車予定時刻を過ぎてしまいました。その間に目的のバスが「しばらく停車したのちに発車した」ようには見えませんでしたが・・・。
結局、念のために印刷しておいた地図をみながら、一番確実な移動手段である徒歩で受験会場へ向かうことになりました。(受験票の表示で「徒歩15分」でした。)無事に会場へ着いたからよかったのですが、準備不足だったことは確かです。試験の前日などに調べ物をする気持ちの余裕があるか分かりませんので、今のうちに周到な準備をしておくことをおすすめします。
試験会場内の確認
試験会場の確認は、立地の問題だけではありません。試験会場となる施設全体の広さや敷地内の地図の確認も必要です。
試験会場が大学であれば、建物が多く、門も複数存在する場合があり、準備が不十分であれば移動のロスが生じます。国際展示場なども然りです。
大学や大規模な集客施設などであれば試験会場の敷地内の案内図等がネット上にあるかと思います。昨年と同じ会場で記憶も鮮明であるか、そこが普段行き慣れている場所である場合を除き、その会場敷地内の案内図等を印刷して受験票の原本と一緒に保管しておきましょう。スマホユーザーは案内図のURLをブックマークしておくとよいですが、画面上で拡大して見る必要があるとご自身が感じた案内図は印刷もしておいたほうがよいです。(ただし、試験会場が去年と同じ場所でも、受験票に建物が明記されていなければ前年と同じ建物とは限らないので注意が必要です。)
また、Googleマップ等で縮尺を見て、「自分が利用する予定の駅から近い入り口」と「その入り口から一番遠い建物」の距離を測り、敷地内の移動が最大で何分かかるかを計算しておきましょう。受験票に記載されている最寄駅からの所要時間に敷地内の移動が含まれているとは限りませんので、必ず自分で敷地内の最大移動距離を確認しておきましょう。不動産屋さん等は80m=1分としていますが、これは歩くのが早い人の所要時間です。夏の暑い日に荷物を持って移動することも考慮に入れて、ご自身の通勤・通学の徒歩移動の距離を参考に、所要時間を割り出しましょう。
受験会場近くのコンビニ・飲食店等の確認
受験会場の近辺またはその最寄り駅にコンビニエンスストア等の飲み物を買える店舗があるか、確認しておきましょう。
試験当日の飲み物は、出発から試験終了までの間に飲むものについては事前に買っておくのが一番です。受験会場が駅前や大学の場合はコンビニエンスストアが近くにあると思いますが、もしそこが初めての会場指定だとかでキチンと税理士試験での売上増加を見込んでくれていなければ品揃えも乏しいかもしれません。特に大学は、部活が盛んなキャンパスでなければ夏休みで売上が落ちるのが通常ですから、発注数を少なめに調整しているでしょう。納品のタイミングにより、欲しい商品やその類似商品が売り切れている可能性もあります。
一方、帰り道に口にする飲み物や軽い食事は、無駄に荷物が重くならないよう、会場近くのお店を当てにしてよいと思います。試験前とは異なり、もしお気に入りが売り切れていても調子が狂ってパフォーマンスが落ちて困るようなことは少ないでしょう。ただし、会場近くに全く店舗がないということが分かったのであれば、試験終了後から最寄り駅までの水分は自宅等から準備しておいた方がよいと思います。猛暑をナメてはいけません。
また、コンビニエンスストアで買えるものは飲食物だけではありません。商売上手な店舗が電卓まで売っているのを見かけたことがありますが、まぁそれはさておき、日用品も売っている小売店には緊急時に助けられることがあります。ですので、コンビニエンスストアやドラッグストアなど、近隣にどんな店舗があるのかも見ておくとよいでしょう。
当てはまる人はしておきたいこと 2つ
前泊のホテルの手配
前日に会場近くのホテルに泊まろうとしている人は、試験会場が具体的に分かったらすぐにホテルの手配を検討しましょう。条件の良いホテルから予約が埋まっていきますので、早目の手配が必要です。
予約する前にはホテルのキャンセルポリシーをよく読み、何日前までの無料キャンセルできるのかを確認しておきましょう。
また、各予約サイトのキャンペーンなどを利用する人は実施期間等の詳細をチェックしておき、どのホテルがよいか予め検討を始めておきましょう。
長距離の移動手段の検討
受験地が自宅から遠く離れた都道府県だという人は、新幹線や高速バス、フェリーなどの移動手段を検討し、手配を始めましょう。場合によっては、爆弾低気圧や季節外れの台風にも対応できるようにしておいたほうがよいかもしれません。
まとめ
以上、受験票の発送予定と、受験票が届いたらしておきたいこと7つをご紹介しました。私が心配性なので「そこまでしなくてもよいのでは?」と思われる事柄も含まれていたかもしれませんが、皆さんの受験準備の参考にしていただければ幸いです。