転職エージェントを利用するメリット・デメリット~こんな人は転職エージェントを利用しよう~

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8chunmama

こんにちは。8chunmama(はっちゅんママ)です。

今回は転職エージェント利用のメリット・デメリット等について、私自身の経験も踏まえてご紹介します。

目次

転職エージェントを利用するメリット14点

・応募書類の添削や面接対策のアドバイスをしてくれる会社がある

応募書類の添削やアドバイスのサービスをサイトに明記しているのはマイナビ税理士【※マイナビのプロモーションを含みます。】です。
他の会社でも、面接対策として事務所側担当のエージェントさんが電話を掛けてきてくれることがありました。(転職エージェントの会社では、企業担当と求職者担当のエージェントが分業していることがあるので、そういう場合には事務所をよく知ってるのは企業担当者というわけです。)
採用面接は新卒採用以来だという人や、税理士業界への転職が初めてという人は心強いですね。

  • 書類選考やその前段階で、匿名で検討をしてもらえる場合が多い
    書類選考を待っていたら一週間後に不採用で返送され、そこからまた応募、という過程を飛ばせます。
  • 短期間に多数の応募をすることができる
    早く決めたい人、数を撃ちたい人に向いています。
  • 書類選考はデータ送信で転職エージェントが提出してくれる
    ただし、面接では履歴書持参を求められることがほとんどです。でも、エージェントさんに言われるがままに履歴書を面接に持っていっても、不要だと先方から返されることもあるので、日付はフリクションボールペンで書いていました。
  • 求人を出していない事務所にも打診してくれる
    「そんな税理士法人あったん!?」という、求人案件をずっと注視していても名前を見たことのない事務所へ応募することになったこともありました。
    そういう事務所は慢性的な人手不足ではなく、「いい人がいれば」くらいのスタンスで、良質な場合があります。
    また、公には正社員のみ募集しているところにパート勤務枠で応募できたこともあります。
  • 複数の面接の日程調整をしてくれる
    空いている日時を伝えておけば、面接日時が重ならないように調整してアポを取ってくれます。
  • 先方が採否を迷っていたら後押しをしてくれる
    採用されて入社して初めて売上になる、というところが多いのが転職エージェントですから、強力な売り込みをしてくれます。
  • 質問の取次ぎをしてくれる
    応募先の事務所へ質問したいことが面接後に浮かんでくる、ということがあります。そのようなときに、転職エージェントさんが質問の取次ぎをしてくれます。面接で直接聞きにくかった質問なども上手く聞いてくれますし、それは聞かないほうがいいんじゃないかという質問ならばアドバイスをくれるでしょう。
    私の勤務先へ直接応募してきた人が面接後に質問を送って来られたことがありますが、上から目線にも感じられる的外れな質問で、残念な印象を受けました。もし転職エージェント経由であれば、そういう質問は取り次がなかったでしょうね。
  • 年収や入社時期など、条件面の交渉をしてくれる
    こういう、言いにくいなー、めんどうだなーと思うことを代わりにしてくれます。
    内定が出るまで、一所懸命に尽してくれます。
  • 税理士業界に特化しているエージェントは、業界の情報をたくさん持っている
    どういう人材を欲しているのか、正直なところをヒアリングしているはずですから、求人案件の「ぶっちゃけの求める人材」を把握していますし、所長の人柄を把握している場合もあります。
    税理士資格や業界の経験は重要視しておらず営業のできる若手を採用したいと考えている、という事務所の求人案件を敢えて紹介されなかったことがあります。所長と馬が合わなさそうだと思う場合は紹介を後回しにすることもあるでしょう。
    事務所の採用情報のページに「求める人材」が暗に示されている場合もありますが、一人で転職活動をしているとオブラートに包まれた文面通りに素直に受け取って、ミスマッチに気付かず応募してしまうこともあります。事前に情報を持っている転職エージェントさんが間に入っていれば、ミスマッチを予め避け、時間と手間とメンタルの無駄遣いしなくて済む、というわけです。
  • 良心を持ったエージェントで業界に詳しい場合は、ハズレの事務所を紹介しない
    業界特化のエージェントは、税理士事務所の所長や採用担当者から話を聞いている他、転職希望者から現状をヒアリングして情報を収集しています。
    事務所発信のよそ行きのコメントより、転職希望者の生の声を聞いているわけですから、あそこはダメだな、と思った事務所へはあまり紹介しません。
    3~6か月以内の退職は違約金が発生する場合が多いほか、「こんなところを紹介したエージェントなんか二度と利用しない」と思われてリークされるリスクもあるわけですから。
    ただ、目先の売上目標達成に燃えているハズレなエージェントに当たってしまった場合は、この限りではありません。
  • 良いエージェントは話を聞いてくれて自分の考えがまとまる
    面接後にどうだったかを報告するときや内定獲得後に、転職エージェントさんがじっくり話を聞いてくれて、考えがまとまったことがあります。
    結局は自分が決断するのですが、頭の中で考えているだけでは堂々巡りで結論が出にくいこともありますので、聞いてもらえると考えがまとまりやすいです。
  • 選考結果の返事を早めるよう交渉してくれる
  • 内定承諾の期限を引き延ばすよう交渉してくれる
    こういう交渉をしてくれるのが転職エージェント利用の最大のメリットと考える人もいるでしょう。
    2つ以上の事務所の採用選考が同時に進行しているとき、面接の日程だけでなく、内定承諾期限と選考結果の返事の調整も必要となってきます。
    例えば、

    「先に面接を受けた第2希望で今日内定が出ました。
    承諾期限は明後日です。
    明日面接を受ける事務所が第1希望ですが、事務所ホームページの選考過程では面接は2回、選考には1~2週間程度かかる、とあります。
    第1希望の事務所が想像とは違う雰囲気かもしれませんし、内定が取れるとも限りません。
    第2希望を辞退すると、どこにも決まらない可能性もあります。」

    という状況だったとします。
    このとき、転職エージェントさんを介していれば、第1希望の事務所に

    「こういう事情なので、面接を1回にして、明日までに最終的なお返事をもらえませんか?」

    と交渉してくれるのです。
    自分一人での転職活動でそういうお願いをするのは、熱意の表れとして好意的に捉えてもらえるかもしれません。しかし、それをできる性格の人と、できない性格の人がいますよね。転職エージェントさんはプロですから、こういうことをうまく交渉してくれるのです。私も知人も実際に、通常は面接2回の事務所で最初から役員面接をしてもらい、翌日内定を頂いたことがあります。
    また、第1希望の事務所から

    「明日の面接での最終判断は所長のスケジュールでどうしても難しい。明後日に所長面接をして一両日中に判断する、ということでどうか。」

    という打診があったときには、第2希望の事務所に内定承諾期限を延ばしてもらえるように転職エージェントさんが交渉してくれます。

    これは、第1希望の事務所と第2希望の事務所が別々の転職エージェント会社が担当していたとしても交渉してくれます。自社が紹介したほうに内定承諾してほしいですから。その場合でも、第1希望が良い事務所だと感じ、しかも内定を獲得したら、遠慮なくそちらを選びましょう。転職エージェントさんは1人で多数の案件を抱えていますし、複数のエージェント会社に登録している求職者が自社紹介の事務所を内定辞退することは日常茶飯事ですので、辞退されたことをいちいち気にしていません。

転職エージェントを利用するデメリット3つ

  • 紹介料の分、年収が下がる場合がある
    特に転職1年目は紹介料の計算の基礎になるわけですから、もしそうなっても致し方ありません。ただし、その事務所が人材確保に必死であったり、事務所の規模が大きく金銭的に余力があるならば、あまりその心配は必要ないかもしれません。
    2年目以降は、あなたの働きぶりを見て年収を上げてもらえるかもしれませんので、頑張りを見せて年収アップを目指しましょう。
  • 紹介料がかかるなら、という理由で書類選考落ちや不採用になることがある
    実際、あるところからの求職者案件を以前の勤務先の所長がそういう理由で何件もスルーしていました。その中には科目合格者もいましたので、エージェントを介さない直接応募だったら、「一回会ってみようか」という気持ちになっていたかもしれません。
  • 複数の転職エージェントに同時登録し、それぞれで内定が出た場合、エージェントさんの好き嫌いで判断しがち
    あくまでも応募先の仕事内容や雰囲気、条件で転職先を決断しましょう。
    これで失敗したかも、ということが私自身あります。

こんな人は転職エージェントを利用しよう!

  • 科目合格または官報合格をしている
  • 簿記1級を持っている
    実は求職者で科目合格しているは意外と少ないように思います。3科目以上合格している人ともなれば、かなりのレアキャラです。
    簿記1級は、実務ではその知識を活用できる場面は少ないかもしれませんが、会計学や簿記論合格程度の素養があるという証明になります。簿記1級の合格者もあまり数は多くないように思います。
  • 税理士事務所の勤務経験があり、担当を持ったことがある
    中小規模の税理士事務所は、税理士の肩書きよりも担当を持てる人を求めています。税理士試験を受験していない人でも担当を持てるならば来てほしい、と思っている税理士事務所はたくさんあります。
  • 税理士業界外からの転職の人
    情報を持っているエージェントさんを味方につけるのは心強いです。それまでの業界での経験をどうアピールすればよいかのアドバイスをしてもらうと良いでしょう。
  • 普段が激務で転職活動をする時間がない人
  • 激務ではないが、離職期間を作りたくない人
  • 子育て中で転職活動に十分な時間が割けない人
    応募にかかる手間も時間も削減できます。
  • 自分だけではついつい弱気になってしまう人
    転職エージェントさんが励ましてくれます。
  • いつまでに転職したいと決めている人、すぐにでも転職したい人
    転職エージェントさんが、それに間に合うようにペースを上げて紹介先を探してくれます。
  • 地方から大都市圏など、遠方への転職を検討している人
    面接のために何度も長距離移動するのは大変です。最近はオンライン面接も増えてきましたが、最終面接は対面の場合がほとんどですので、日程調整をしてもらえるのは有難いです。
    また、遠方の事務所については周囲からの情報が少ない場合がありますので、転職エージェントさんからの情報を頼りにしたいところです。
  • 行政書士・社労士の資格を持っている、勉強中である
  • 消費税区分と法人税の申告書の書き方を理解している
  • 建設業関係の業務(経営審査など)や給与計算に詳しい
    税理士試験の科目合格はしていなくても、上記のような強みがあると転職エージェントを介してでも獲得したいと税理士事務所が思うでしょう。

まとめ

転職エージェントは、求職者にとっては無料で転職のお手伝いをしてくれる、強い味方です。メリット・デメリットを理解し、うまく活用して、良い転職ができるといいですね。
会計業界専門の転職エージェント会社については、

で実体験も交えてご紹介していますので、よろしければ参考になさってください。

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