税理士試験 直前期の過ごし方③ 7月下旬にしておきたいこと 8選

税理士試験

こんにちは。8chunmama(はっちゅんママ)です。

税理士試験まであと1か月近くというところになり、直前期の最終回の生講義や配信が終わった受験指導校・科目も出てきました。オプション講座がある指導校は最終の授業が終わってからもしばらく取り組むべき新しい教材がありますが、生活リズムの一つだった授業がなくなると「いよいよだな」と思って、なんだかソワソワしてしまいませんか?
今回は、直前期の中でも7月下旬にしておきたいことをご紹介しますので、ぜひ皆さんのお役に立てていただきたいと思います。
※この記事は、令和3年の税理士試験の日程を前提に執筆しています。

必ずしておきたいこと 6つ

  • 質問締切日や講師の質問待機のスケジュール確認
    T社であれば、直前期の「合格情報」の回のあとも、講師の先生は各校舎に質問待機で来られています。電話での質問や通信講座でのWebからの質問もできますが、口頭で教材等を広げながらの質問が良い人は、質問待機の日はいつなのか、最終日はいつなのか、を確認してスケジュール帳等に記録しておきましょう。同じ科目で複数の講師がいる場合には、自分が質問をしたいと思う講師の先生の予定を本人に直接聞いておくのが良いでしょう。
    下記にご紹介している勉強方法では、習った当時ではスルーしていたこと(分かったつもりになっていたこと、余裕がなくて疑問にすら思わなかったこと)について、今になって疑問が湧いてくる、ということが多々あります。ですので、質問できる最終期限を先に確認しておいて、そこから逆算して復習等をするスケジュールを立てましょう。
  • テキストを1冊目から隅々まで読み返し始める
    直前期より前のテキストを初めから読み返したことはありますか?
    T社でいうところのレギュラーコースや年内完結コースで、「ここは参考までに読んでおいてください。」と講義で端折られたことはありませんか?
    その科目を勉強し始めた頃は「参考」や「発展」と書かれた囲み記事は、何のことやらさっぱり分からなかったこともあるのではないでしょうか。訳も分からず板書を写したり、レジュメをそのまま仕舞い込んだりしたことはありませんか?
    新たな授業がなくなったこの期間は、テキストを隅々まで読み、分からなかった論点を読み返して理解したり、各論点どうしを結び付けたり、通達の内容を復習するチャンスです。当時は何が分からないのか分からなかったかもしれませんが、今なら新たな深い論点での疑問も湧いてくるかもしれません。
    テキストは、きちんと熟読すれば平日だと数日間かかることもあり得ます。上述の講師の先生への最後の質問のチャンスまでに全ての疑問を棚卸するために、そろそろテキストを読み返し始めてください。
  • 問題集の解説を読み返し始める
    最近は演習問題と理論暗記ばかりに力を入れて、問題集(T社でいう「トレーニング」)の冊子を放置していませんか?
    確かに、初歩的な個別問題をすべて解いていたのでは、時間がいくらあっても足りません。しかし、勉強期間の前半で間違ったことのある問題は、理屈と共に完全に定着させていなければ「アキレス腱」(弱点)となりかねません。
    そこでおすすめなのは、これまでの問題集の解説ページを読み返すことです。
    問題の取組み後に答え合わせをするときに、間違った問題の番号に印をつける人、解説文の「これは」と思うところに下線を引く人、教材の転売を考慮して真っさらの状態の人、いろいろいるかと思います。
    間違った問題の番号に印をつけて、解答解説ページに下線を引かない人は、問題の質にもよりますが、できればもう一度解き直してみましょう。計算式が重要なものでなければ、口頭やメモ書きでも構いません。迷いなく解くことができれば、それはもう定着していることですので、再復習の優先順位はだいぶ劣後します。もう復習しなくてもよいかもしれません。もし、正解はできたけども迷いが生じたという問題があれば、それは定着していないということなので、解説文を読んで本試験までに最低もう1回は解き直すようにしましょう。
    もし、解き直す時間がないという場合には、間違った問題の解説ページをすべて読み返し、解き直すべきかを検討しましょう。必要があれば、弱点ノートに該当箇所を記載しましょう。
    解説文の「これは」と思うところに下線を引く人は、まずは解答解説ページの下線のある部分だけ読み返しましょう。その解説文を読んで、内容をすっかり忘れていたことに気付いた問題は、問題ページに付箋を貼る等して印をつけておきます。
    解説を読んですぐに解いて正解するのは当たり前ですから、数冊の問題集すべての解説を一通り読み終えてから、印をつけた問題のみ解き直します。
    また、問題集の中の総合問題のうち、ある論点だけを復習するというときは、①簿記論・財務諸表論であれば(修正)仕訳を作成、②法人税法であれば記入する別表・項目名称・金額を書く、などのように、計算過程だけでなく、解答用紙にどのように記入するか、ということも意識して、個別問題としてその箇所だけ取り組みましょう。
    「これは」と思うところに下線を引く人、教材の転売を考慮して真っさらの状態の人は、できれば問題集の解説ページをすべて読み返しましょう。そこからの復習方法は、上記と同じです。
    ちなみに、税理士試験の中古教材では、書き込みがあっても逆にそれを有難がってもらえることもあるので、復習の効率より売価を重要視してキレイに使わなくてもよいと個人的には思います。
  • 弱点ノートのまとめ
    これまで毎週のように演習問題をこなし、講義を消化するのに必死で、弱点ノート(間違いノート)を作るのを先送りしていませんか?T社であれば、新しい演習問題はもうオプション講座の数問だけのはずです。まだ弱点ノートを作っていない人は、そろそろ作り始めましょう。同じ120分を使うならば、演習問題の解き直しよりも、弱点ノート作成のほうが重要で、費用対効果もあります。
  • 弱点だと思う計算問題の切り抜き、出題回と問題番号の転記
    問題集のほか、演習問題も個別問題として解き直すと復習の時短が図れます。
    私が法人税法の復習でしていた方法が、計算の総合問題を自分の苦手論点だけ切り抜き、出題回と問題番号を転記して袋にまとめて保管、くじ引きのように取り出してその問題を解いて、メモしてある出題回の解答冊子で答え合わせをする、という方法です。
    裏を確認してからならば、一度解いた問題の問題用紙を直接切り抜いても構いませんし、復習用として配られた問題冊子を片面コピーして切り貼りしてもよいです。
    この方法に気付いたのが法人税法のときだっただけで、簿記論・財務諸表論・相続税法等、他の科目でも使える方法だと思います。(計算問題向きなので、国税徴収法ではあまり使えません。)これだと繰り返し解けますし、解けるようになった問題は保管する袋を別にすればよいので、苦手論点を集中して潰していけます。
    この切り抜いた問題を解き始めるのは令和3年の場合は8月になってからでもよいですが、とにかく切り抜きと出題回等の転記は心に余裕のある7月じゅうに終わらせておいたほうがよいでしょう。
    税理士試験合格後しばらく経ってから読んだ、『社労士試験 最短最速!非常識合格法』〔増補改訂版〕(北村省吾・著、すばる舎リンケージ・発行)の110ページでも

答案演習問題は、復習の際にセレクトし、あとは捨てる

とハッキリ書かれていました。私は復習用の問題冊子は捨てずに置いていましたが、自分の復習方法は合理的だったのだな、と今になって太鼓判を押された気分でした。
こちらの本は、目標とする試験こそ違いますが、勉強の取り組み方には共通点もあり、面白かったです。本試験終了後に、機会があればご一読ください。

  • 手元にある未着手の演習問題
    新しい問題集を今から購入して取り組み始めるのは、余程時間に余裕があって解く問題がなくなった人だけに私はおすすめしています。
    しかし、お手元に、全く手を付けていない演習問題が残ってはいませんか?
    もしあるのであれば、復習や質問をするため、一度は7月中に解いておいた方がよいかと思います。ほぼ毎回の演習問題が残っているのであれば、弱点ノートの作成に時間を割いた方がよいですが、2~3回残っているだけであれば、時間を作って計算問題だけでも取り組みましょう。あれを解いていれば解けたのに、ということは避けたいものです。ですので、そろそろ解き残している演習問題に取り掛かり始めましょう。

当てはまる人はしておきたいこと 2つ

  • 8月に休暇を取る根回し
    本試験が1か月後となると、そろそろ試験のための休暇の根回しを始めたいところです。
    試験当日の1日(場合によっては半日)のみの休暇であればあまり苦労しませんが、8/16(月)から試験当日までの2日以上を休みたいとなると、話は変わってきます。
    勤務先によって、試験休暇(有給休暇)だということを担当先に公言してよい事務所もあれば、一日不在だ、とまぁ嘘ではないけれどもお茶を濁してやり過ごす事務所もあります。仕事を休む事実と理由をストレートにお伝えして担当先の理解が得られるかどうかはそれぞれの場合によると思いますが、8月が決算月や申告月である会社さんにとっては、8月下旬の担当者不在は大歓迎というわけにはいかないのが現実ではないでしょうか。
    8月が面談月となっている担当先があるが、まだ日時を決めていない、という場合には、こちらから先手を打って連絡し、アポイントを取ってしまいましょう。
    また、月次・決算資料提供のお願いなどは早めに担当先にしておき、お盆休みが始まるまでに入力スタッフさんや受験組ではない同僚に作業の進め方について情報共有をしておく、という社内での段取りも大切です。
    私の知人は、税理士試験が8月上旬だった年、8月の数日間は午前休を取って午後から出勤してきていました。朝からどこかで勉強していたのでしょう。令和3年の試験日程であれば、お盆明けに半休を数日間取って朝に勉強をするというのもよいかもしれません。午前中のみの不在であれば担当先との面談等の調整もつけやすく、連絡が毎日とれるため職場の同僚からも理解を得やすいように思います。
  • 試験当日のお子さんの預け先の手配
    まだ小さいお子さんがいて、子どもだけで留守番をするのが難しいという場合、通常は親族の助けを借りるか、幼稚園の預かり保育や保育園、学童保育を利用することになるかと思います。
    親族の助けを借りる場合は、既にお願いされているとは思いますが、気を付けておきたいのは他の保育施設等に預ける場合です。
    保育園や民間の学童保育は警報でも預かってくれるところが多いですが、特別警報が発令されているときは「原則、家庭保育を」という園もあります。通園している保育園の決まりがどうなっているかを事前に確認しておきましょう。
    一方、幼稚園や公立の学童保育に預ける場合、警報発令時には利用できないことがほとんどです。
    そして、どの保育施設等にも言えることは、お子さん本人が発熱すれば、病児保育室を持っていない限り預かってはもらえないということ。親が出かけようとすると、なぜか子どもが熱を出す・・・。ご自身では経験がなくても、飲み会orランチ会メンバーで誰かがそういう理由で欠席した、という経験がある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
    心配しすぎは精神衛生上よくありませんが、お子さんの発熱や(特別)警報発令という万が一のときのために、セーフティーネットを手配しておきましょう。
    実家に頼るほか、「夫婦で共働き・受験するのは片方だけ」「片方が専業主夫・主婦で、そちらが受験する」というご家庭なら、可能であればパートナーに最初から休暇取得予定を入れておいてもらうのも方法の一つです。いずれも難しいなら、これを機に病児保育の事前登録をするだけしておくのもよいかもしれません。(※病児保育については、各自治体や民間保育施設のウェブページでご確認ください。利用開始時間も限られています。)親しいママ友に、もしも警報が出たときのことをお願いできるのであればお願いしておくのもよいでしょう。
    警報は前日になると気象庁で「早期注意情報(警報級の可能性)」などの情報も提供されています。また、私の経験上ですが、真夏の警報はお昼頃に始まったゲリラ豪雨により発令され、迎えに行くまで学校や学童保育で預かってもらえるため、とりあえず朝は送り出すことができることが多いです。(前日の豪雨で地盤が緩み、警報が継続する場合もあります。)
    このように心配を煽るかのようなことを書いてしまいましたら、万全に策を立てておけば杞憂に終わって結局何事も起こらずに無事終了する、というジンクス的な考えもあり、お伝えしています。本試験当日の朝に突発的な出来事が起きて呆然とする、ということがないようにしておきましょう。

まとめ

以上、令和3年実施の税理士試験に向けて7月下旬にしておきたいことをご紹介しました。講師の先生のスケジュール確認以外は、「7月下旬にはスタートしておきたいこと」なので、8月初めまでかかっても構いません。
この記事が皆さんの本試験約1か月前の過ごし方を有意義なものにするお手伝いになれば幸いです。

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