こんにちは。8chunmama(はっちゅんママ)です。
複数回転職経験のある私が、各転職先で馴染むためにしてきたことをお伝えするこのシリーズ。
今回は、雑談などの際に私が意識的に実践してきたことをお伝えします。
相手が自分より得意そうなこと・詳しそうなことを話題にする
仕事の上では自分が教える立場になることが多い人でも、趣味や子育て、地元情報などでは相手のほうが得意だったり詳しかったりすることはよくあります。
相手が得意なこと、好きなこと、経験値の高いことを見つけて、頼ってみましょう。
美味しいお店、趣味(スポーツ、釣り)、スポーツ観戦、洋服・時計・革小物、ネイル、結婚までの道のり、結婚生活、子育て、子どもの勉強・進学、料理、時短ワザ・・・・・。
自分が情報を手に入れるため、というよりは、相手に気持ちよく話をしてもらうため、と思っていた方が良いかもしれません。 顧客との会話の練習も兼ねていると思って、やってみてください。
相手の家族・ペットを相手に絡めて褒める
自分の子どもやペットの話題を出してくる人は、その子が可愛くて仕方がないと思っています。
自分から家族やペットの写真を見せる人は「カワイイ」「イケメン」といった賛辞を期待しています。
見せられたら全力で褒めましょう。
そして、もしこちらから写真を見せてとお願いしたのなら、責任を持って褒めちぎりましょう。
「お父さん(お母さん)ソックリですねー!」と見せた本人に似ていると言うだけで、実はそれは褒め言葉です。
おすすめです。
そして、相手は「うちの子にもこんな時期があった」なんて言葉は望んでいません。
誰よりもかわいいと思っていて特別感を味わいたいので、他者と並べられたくないのです。
そのほか、聞いてもいないのに突然お子さんの進学先や受験の進捗状況を報告してくださる人もいらっしゃいます。
「さすが、〇〇さんのお子さんですねー。」と、お子さんを通して相手を褒めましょう。
相手はそれを期待してあなたに報告しています。
面倒臭いかもしれませんが、これが処世術というものです。
練習、練習。
相手からのプライベートな質問は、それについて話したいサインなので聞き返す
本当は自分がその話題をしたくてしたくてたまらないのだけど、嬉しがりと思われたくないからまずは相手に話を振って十分に話させてから自分の話をしよう、と考えて話題を振る人がいます。
私はそれに気付かずにそのまま答えて終わってしまうこともありました。
しかし、あるときからそれが会話のテクニック的なものであることに気が付き、そういう話題は聞き返すようにしました。
逆に、自分が話したいことを友人に振ってみたら、友人の話に終始して自分が話をすることなく次の話題に移ってしまったこともあります。
どうしても話さないといけない話題でもなかったので、
「この人はサービス業ではなく、理系の研究職なので仕方ない。その場の会話が持ったからいいわ。」
と流しました。
会話って、難しい。
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リスペクトと感謝を忘れない
相手が年下でも経験が浅くても、自分より優れているところは何か一つはあるはず。
それはスキルとは限らず、人間性かもしれません。
仕事とは関係のないものの、生活の知恵や何らかの経験値が優れているかもしれません。
自分との単純な能力の比較ではなく、その仕事の丁寧さや正確さでいつも助けてくれる人もいます。
こちらが尊敬し、感謝して、それを常々伝えていれば、日頃の人間関係が円滑になりますし、困った時に少し無理をしてでも助けてくれます。
見下していることが伝われば、仕事では言われたことを最低限しかしてくれなかったり、その人の将来の退職につながったりします。
肩書きは上下関係の分かりやすい指標ですが、同じ職場の人として対等に接し、相手への尊敬と感謝を忘れないようにしましょう。
これは、顧客に対してもそうですし、あなたが将来税理士になって開業し、スタッフを雇った時にも言えることです。
税理士試験の合格科目は聞かれるまで話題にしない
ご自身がまだゼロ科目ホルダーなときを除いて、税理士試験については話題を振られたときにのみ話したほうが無難です。
こちらは履歴書に合格済み科目を記載しているので、少なくとも採用担当者は合格状況を知っているでしょう。
しかし、転職先のスタッフ全員に履歴書の内容が共有されているとは限りません。
税理士試験の合格科目数や科目の内容については、こちらがそんなつもりはなくても勝手にマウントと取っていると思われ、対抗意識から虚勢を張られてこちらがストレスを感じてしまうことがあります。
世の中には、今勉強中ではなくても実はかつて勉強をしていて、多忙さや不合格機関の長さから受験することを諦めてしまった人がたくさんいます。
素直に現役受験生を応援してくれる人もいますが、嫉妬の裏返しで嫌なことを言ってくる人もいますし、受験経験者としての先輩風を吹かせてくるわりに何も役立つ情報をくれない人もいます。
話題にしたければ、相手から試験の話題を出してくれます。
転職後しばらくは様子を見てみましょう。
マウントを取りたい人には取らせておく
初対面の挨拶の時にジャブでマウントを取ってくる人、税理士でもいますよ。
登録番号が何万番台だ、とか言ってくる人。
有名な〇〇先生とつながりがあると言ってくる人。
しかし、マウントを取りに来ている時点で、相手はそことは別のポイントであなたに劣等感を抱いています。
たとえば、経験値をマウントしてきていたら、あなたの若さや成長の早さ、試験勉強を許される環境、合格科目数に嫉妬している可能性大です。
逆に、合格科目数やその科目の内容などをマウントしてきたら、あなたの経験値や家族構成に嫉妬しているかもしれません。
マウントを取ってくる人は、その人間性がつまらないだけです。
その経験や結婚・子育て、試験勉強、論文作成をあなたがしている間に、自分はこれだけのものを積み上げてきたんだから、(あなたにそこでは負けているかもしれないけれど、)これでは勝っているんですよ、と、わざわざ負けを認めているわけです。
マウントを取って来られたら、適当に褒めて流しましょう。
あるいは、相手が恥ずかしくなるほど褒めちぎってみましょう。
褒める練習台が身近にいてラッキー、とポジティブにいきましょう。
「この人、マウントしてきちゃって、かわいい~。」とまで思えたら、あなたが成熟しているということでしょうね。
まとめ
ちょっとした会話をするとき、自分の言いたいことを言えばいいのは子どものときだけです。
相手は何かを望んで会話しています。
そして、表面上はどうあれ、深層心理では周囲(あなた)に認められたいと思っています。
プライベートを含め、どんな場面でも「どのようにしたら相手が心地よくなるか」を考えて接してみるのは、顧問先との面談にも役立つ鍛錬になります。
そして、それは上から目線でするものではなく、相手を尊重したうえで接することで、相手のあなたへの信頼は厚くなることでしょう。